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導入〜CO2吸収源としての森林 |
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日本の森林で3.9%のCO2を吸収出来るか?
97年京都での国連地球温暖化防止会議で採択された京都議定書。アメリカの議定書からの離脱などの障害もありましたが、議定書の発効までロシアの批准を待つのみというところまできました。
議定書で決められた目標は、先進国全体で2008〜2010年までの約束期間中に、90年に比べて5%の温室効果ガスの削減をするというもの。日本に与えられた削減目標は6%です。
この目標を遵守するに当り、日本政府は日本の温室効果ガス削減分の6%のうち、3.9%を森林によるCO2の吸収効果に頼ろうとしています。(2002年3月決定の「地球温暖化対策推進大綱」より)
しかし、3.9%と言う数字が政治的に決まってしまった経緯からして、真に実現可能なのか、甚だ疑問であると言わざるを得ません。
「3.9%を森林で吸収する」ということに対して、FoE Japanは次のように考えます。
- 温室効果ガス削減は、森林の吸収に出来るだけ頼らない分野でまず努力するべき
温暖化ガス排出量削減を森林に期待するのは問題。自然エネルギー推進、産業界の排出削減、ライフスタイル見直しなど努力するべきである。
- 森林保護・林業活性化のためには、「3.9%」と言う数字は単なる旗印として利用するべき
「森林の吸収源と言う機能」を旗印として保全・育成の資金と人材を確保する。財源としては、環境税・炭素税・水源税など。
- 「森林の持つ多面的機能−CO2の吸収」を国民に理解してもらい、森林保護や林業活性化に光を当てるための手段とするべき
森林面積・資源蓄積が増えれば一時的でも温暖化抑制に繋がる。林業活性化や国産材利用木造住宅の推進につなげる。
- 森林の吸収量をカーボンクレジット(排出削減量)として、商取引の対象とすることには充分な監視が必要
- 森林資源の循環利用は、長期的には「Carbon Neutral (※)」であり、森林によるCO2の吸収は過渡的な削減でしかないうことを充分認識し考慮するべき
光合成によるCO2吸収だけでなく、温暖化によって呼吸作用が活発化し酸素消費が増大することもある。
※Carbon Neutral:自然界の炭素循環系の中で、長期的には炭素の排出・吸収量は同等であるというもの。
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