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ホルチン沙漠で1994年から緑化に取り組んでいる日本の団体があります。「沙漠植林ボランティア協会」(以下、協会とよぶ)です。緑化活動の実践的な技術と経験があったため、1993年、庫倫旗郡政府から緑化協力要請を受け、現地政府や専門家、地元牧民たちと協力し、1994年9月から住民と共同で活動を開始しました。
地元自治体の庫倫旗政府・科左后旗政府は協会と、4,000haの土地を無償貸与する契約をしました。そして20年間、住民と共同管理で緑を守り、20年後に緑化して返還するという約束で活動をしています。
FoE Japan はこの活動を広げようという考えから、協会と協力し活動を開始。現地ではたくさんの指導・アドバイスをいただいています。
戦争残留孤児の恩返しから始まった緑の蘇生運動
沙漠植林ボランティア協会がホルチン沙漠で緑化活動を始めたのは、ひとりの戦争残留孤児の女性、烏雲さん(日本名・立花珠美さん)との出会いがきっかけでした。
烏雲さんは3歳で当時の満州に渡り、7歳で終戦を迎えましたが、混乱のさなか日本人集落全員が集団自決し、肉親と死別するという苦難を経験されました。
ひとり生き残った烏雲さんは、蒙古族の養父母に育てられ、大学を卒業し教師となりました。日中国交回復後、徳島市の実兄にめぐりあい、帰国をすすめられましたが、「私を育ててくれた養母と中国に恩返しをしたい。」と中国に残り、教育・社会活動を続けています。
協会会長の菊地豊さんは、烏雲さんの恩返しに協力したいとの考えから、ここで緑化活動を始めました。現地では、烏雲さんの教え子たちもいっしょに活動しています。
> 沙漠植林ボランティア協会のホームページ
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