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クラスヌィ・ヤール村

クラスヌィ・ヤール村住民参加型村づくりワークショップ
クラスヌィ・ヤール村住民参加型村づくりワークショップ 写真館
クラスヌィ・ヤール村環境学習会
クラスヌィ・ヤール村環境学習会 写真館
2007年エコツアー報告
 
 
 
 
 
  
  
  
  
  
クラスヌィ・ヤール村環境学習会

〜タイガ(森)と動物と私たち〜

狩猟民族ウデヘ人が多く住むクラスヌィ・ヤール村でも、近代化に伴い、ゴミ問題等のこれまで見られなかった新しい環境問題が生まれ始めています。また猟師を職業とする家庭はもはや多くはなくなり、村にはタイガに行ったことのない子供達も少なくなくなっています。それでもタイガはウデヘ人にとってかけがえのない命の源であることを子供達は理解し、親しみを感じています。子供達にとって、タイガは近くて遠い憧れの場所でもあるのです。直接知らなくても、村の生活もタイガの恩恵によって支えられています。今回の環境学習が、子供達がタイガや野生動物、そして私たちの生活とのつながりに関心を持ち、森や森と共に生きるウデヘの伝統文化を守っていく精神と、環境に対する責任感を育むきっかけとなることを願いました。
村の小学校は、ウデヘの伝統文化の保護や環境教育の重要性に理解を示しています。学習会の開催に際しても快く協力してくれました。先生方も高い関心を示しており、今後、小学校を拠点とする環境教育の発展を期待できます。ウデへの自然感に基づきながらも、変わりつつあるライフスタイルに合わせて環境への責任を持つことを学ぶ、ウデヘ式環境学習が展開されるのが楽しみです。

9月21日(金)
1日目テーマ:『タイガと動物と私たちのつながり』


子供たちの緊張をとかす為、動物のモノマネを取り入れた自己紹介から始まり、続いてネーチャーゲームの「わたしは誰でしょう」で動物の特徴について考えながら学びました。動物の特徴と生息地との関係を考えた後、動物同士のつながりを知る為、食物連鎖のピラミッドを作りました。最後にタイガや動物と人間の関係を考えました。

 

 
 
9月24日(月)
2日目テーマ:『わたしはタイガの動物』

一人ひとりに大好きなタイガの動物を画用紙に描いてもらい、様々な色の落ち葉を貼り付けて動物達を色付けしました。グループ分けして、グループ内のみんなが描いた動物が全て登場するタイガの物語を考えました。狩猟民族ウデヘの自然感が、子供達のみなぎる創造力によって、絵と物語に表現されました。

>子供達の作品とタイガの物語(一部)

 

 

◆ おまけ

ウデへの子供達は遊ぶのが大好き。遊びの中からも彼らの伝統的な生活や考え方を伺うことができます。

【狩猟民族らしいウデへの子供達のビキン川オモロチカごっこ】
オモロチカごっこは、狩猟民族の子供ならではの動きや発想が見られます。まず、二人が座り、両手両足を広げて手を結び、二人の真ん中にその他の子供たちを入れます。外側の二人がオモロチカ(ウデゲ伝統の小船)で中に座る船員を運んでビキン川を上ったり下ったりします。船員はタイガに狩猟に出かけるという設定ですが、船が大きく揺れたり寝ている間に動物にさらわれたりとスリル満点の遊びです。

【人さらいごっこ】
こちらも狩り来て寝ている間に、獣にさらわれるという設定の遊び。ただしさらわれてもなぜかエサを与えて大事にされます。子供達の森や野生動物への恐怖心の払拭技なのでしょうか。

環境学習会の写真を見る→クラスヌィ・ヤール村環境学習会 写真館

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