
環境省は、福島第1原発事故後の除染で出た汚染土に関し、8,000ベクレル/kg以下の汚染土を、全国の公共事業で利用する方針を打ち出しています。
しかし、原子炉等規制法に基づく規則においては、原発の解体などによって発生したコンクリートや金属などの再生利用の基準は100ベクレル/kgとなっています。
原発敷地内から発生された100ベクレル/kg以上の廃棄物は、厳重に保管・処分されるのです。今回の環境省方針は、この80倍というゆるい基準であり、集中管理すべき放射性廃棄物を、 日本全体に拡散する方針で、大問題です。
さらに、毎日新聞の報道によれば、盛り土の耐用年数は70年、8,000ベクレル/kgの除染土が法定の基準である100ベクレル/kgまで減衰するのにかかる年数は170年。「再利用」ありきの、付け焼刃で行った検討の矛盾が露呈しています。
こうした点について、院内集会と政府交渉を行います。ぜひご参加ください。
第一回交渉時(5/2)の配布資料>「事前質問と交渉のポイント」 報告はこちら
第二回交渉報告はこちら
参考記事>一億総被ばくの国家プロジェクト… 8,000ベクレル/kg以下の除染土を 全国の公共事業に!?
署名はこちらから>https://www.foejapan.org/energy/fukushima/160416.html
| 日 時 |
2016年10月3日(月)13:30~16:30 開場13:10 ※13:10から、ロビーにて通行証を配布いたします。
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| 会 場 |
参議院議員会館B104
(定員70名)
東京メトロ・永田町駅 1番出口でてすぐ 国会議事堂前駅 1番出口徒歩5分 |
| 内 容
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1)集会 13:30~14:50
・除染土再利用問題の概要:満田夏花(FoE Japan)
・南相馬における実証実験報告:まさのあつこさん(ジャーナリスト)
・放射性廃棄物をめぐる問題:藤原寿和さん(千葉県放射性廃棄物を考える住民連絡会事務局長)
・福島の現状:和田央子さん(放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会)
コメント:山下英俊さん(一橋大学准教授)
2)政府交渉(相手方:環境省)
※冒頭、撤回署名提出を行います。
・除染土再利用方針について
・法令上の位置づけについて
・南相馬市・小高区における実証実験について
・環境基本法にもとづく放射性物質の規制について
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| 資料代 |
500円 (学生・サポーターは無料) |
| 主 催 |
FoE Japan
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| 申込み |
不要 |
| 問合せ |
FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン)
Tel:03-6909-5983, Fax:03-6909-5986, Email : info@foejapan.org |
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