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加速した海面上昇
今年2月の大潮では、海面上昇による被害が突如拡大しました。海面が高くなってくると、地中から海水が噴出し住宅地まで浸入してくるようになったのです。こうした現象は今年が初めてだったといいます。

「去年はこんなことにはならなかった。今年は2月下旬にいきなり水が家の近くまで来ていることに気づいたわ。そして次の日の満潮時にはもっと近くまで来ていた。3日目にはついに家の玄関を水浸しにしてしまった。とても怖かったのを覚えているわ。(首都に住むイースター・タビタさん)」

わたしが現地を訪れたのが満潮時も比較的潮が高くない5月です。しかし、そのときでさえ、満潮時になると彼女のうちの近くでは地中から水が泡のように噴出してきていました。そういったことも、これまでは起こらなかったことだと言います。

またファンガファレ島の隣に位置し、ツバル海事学校のあるアマトゥク島がこうした海水の湧き出しが最も激しい場所だと知る人は言います。
「一年のうちで最も潮の高い2月になると地中から轟々と海水が噴出してくる。島のいたるところが浸水してしまうのだ。」

こうした現象は海面上昇以外の原因で起こるものなのでしょうか?局地的な地盤沈下をしているという意見も聞かれたため、フィジーにある南太平洋大学のパトリック・ナン教授に聞いてみましたが、ツバルが地盤沈下をしている可能性は無いといっていいという答えでした。


 

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