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雑草調査  2005年9月の記録

クズ、セイタカアワダチソウ、オオブタクサ、アズマネザサ――放っておくと増えすぎて単一な植生となり、そのうえ防除が困難な4種類の草について、毎年分布を調べています。

クズは、範囲が広がっています。日当たりのよい草地はとくに繁茂が激しく、毎年秋にはクズを一掃しているのにもかかわらず、同じように繁茂し、左右と斜面を下っていくように広がっていました。
現在の「草地として維持する」という目標植生を見直すなどの対策が必要だと思いました。

セイタカアワダチソウは、今回の調査では多く見られませんでした。でも、6月にはかなり広がっていました。クズと戦って負けたのか、クズに覆われ見えなかっただけなのか?

アズマネザサは、全体にありましたが、小さいものが多かったです。いちど刈るとしばらく落ち着いているようです。

オオブタクサは、16号沿い(図の左側)が去年より増えたようです。去年、オオブタクサ刈りをしなかったのですが、そのため広がったのかもしれません。今年は種を飛ばす前にオオブタクサ刈りを行い、来年の変化を見てみようと思います。

(調査日:2005年9月11日)

 
 
雑草調査  2004年7月の記録

セイタカアワダチソウは、去年より分布も広がり、密集して生えている場所も多く、数はずいぶん増えていると感じました。クズは、変化がないように思いました。刈っても刈っても、勢いは止まらないのでしょうか。

アズマネザサは広い範囲にありました。去年秋に刈ったため、今はまだ小さいのですが、これが全部大きくなると思うとちょっとこわいです。

オオブタクサは、去年10月、種が落ちる前に刈ったつもりでしたが、また同じ場所で出ていました。去年よりは、少ない気がしますが、激減とまではいきませんでした。すでに種ができているものもあったのでしょうか。もう少し早めに刈った方がよかったのかもしれません。

(調査日:2004年7月11日)

 
 
雑草調査  2003年9月の記録

2グループに分かれて、地図に分布を記録したところ、まず、クズとセイタカアワダチソウの分布がほとんど同じであることがわかります。セイタカアワダチソウは、他の植物の成長を抑える物質を根から出すので、ツル植物のクズはその影響を受けにくいのだと考えられます。

一方、オオブタクサは、昨年より分布は広がっているのではないかと感じられました。数ヶ所では、2mは超えていると思われるものもありましたが、おもしろいのは、わずかな日当たりの違いで成長がずいぶん違うことです。ほんのちょっ と木陰だと、小オオブタクサになるのです。オオブタクサは、突然できたひなたにいち早く陣取るタイプのようです。

クズ畑(と呼んでいる草地)にもオオブタクサが入り込んでいたので、クズを刈ることでできた一瞬のすきを見逃さなかったんですね。まとまった面積でいきなり日当たりよくすると、オオブタクサが繁茂する可能性があるのではないでしょうか。

アズマネザサの分布は、いちばん面積が広かったのですが、一度刈ると数年は落ち着く感じがしました。他の草は、毎年すごい繁茂ぶりなので要注意です。

(調査日:2003年9月7日)

 
 
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