FoE Japan
気候変動とエネルギープログラム
気候変動とエネルギープログラム トップトピック資料室
気候変動とエネルギープログラム>途上国の適応対策>コミュニティベースの気候変動対策>対象地の概要と問題
適応対策
途上国の気候変動適応対策
途上国における気候変動対策支援への提案
コミュニティベースの気候変動適応対策
 
適応プロジェクト

プロジェクト対象地の概要と環境問題

アグロフォレストリープロジェクト
アグロフォレストリー一年目活動報告
マングローブ再生プロジェクト
マングローブ再生プロジェクト一年目の報告
 
エコツアー報告
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プロジェクト対象地の概要と問題
 

■プロジェクト対象地

インドネシア 中部ジャワ州 スマラン
・ジャワ島の中心にある人口約140万人の工業都市
・中部ジャワ州の州都
・オランダ時代から国際交易港、東西に鉄道が走る交通、物流の要所

<日本との関係>
第二次世界大戦中、日本の占領下に置かれ、戦後、日本軍とインドネシア独立派の間で武力衝突があり、多くの死傷者を出しました。現在も、日本軍の慰霊碑や日本軍の基地となっていた建物が残されており、戦争の歴史が語り継がれています。年長者の中には、流暢に日本軍歌を歌える方々も残っています。

一方で若い世代の間では、テレビやインターネットを通じて日本のポップミュージックやテレビドラマ、漫画、アニメが流行しており、親日家が多く見られます。

数十社の日系企業も支店や工場を置いています。また、日本の公的資金からもスマランの高速道路や火力発電所、ダム・洪水対策事業等に支援しています。

*JICA(旧JBIC)支援による総合水資源・洪水対策事業の調査報告

 

■ スマランの環境と気候変動影響

洪水都市スマラン>
スマランは、もともと脆弱な地盤の上に近年工業団地の建設や違法な水のくみ上げ、都市部への人口集中が重なり、年間1〜9cmの地盤沈下が観測されています。工業化に伴って溢れかえった人口増加の波は、スマランの水源地となる上流域の周辺農村まで及び、工場や宅地開発のために森林伐採や農地からの土地利用転換が進んでいます。森林の保水作用を失ったため、上流域、下流域共に乾季には水不足、雨季には土砂を伴った洪水を引き起こしています。沿岸部では、1970年代頃からマングローブ林が伐採され、日本等向けの輸出用エビ養殖が政府の政策として進められました。しかしながら、近年の地球温暖化による海面上昇や高潮は、侵食や塩害被害を及ぼし、養殖地は失われつつあり、海からの浸水も都市部や漁村の洪水被害を拡大させています。

 
 
沿岸部の洪水の様子
上流域の荒廃

 

■ FoE Japanのプロジェクト対象地区

FoE Japanは、気象変化と工業化を原因とする洪水問題の解決・緩和策として、 上流域ではコミュニティベースのアグロフォレストリーの実践と気候変動に配慮した分水域管理政策提言活動を支援し、下流域ではコミュニティベースのマングローブ再生活動の実践と持続可能な沿岸保全政策づくりを促進しています。

アグロフォレストリープロジェクト
マングローブ再生プロジェクト

 

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