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ツアー募集概要

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2007年エコツアー報告

9月12日から19日、「タイガに暮すウデヘ人と過ごす8日間」ロシアタイガエコツアーを実施しました。参加者6人という少人数での催行でしたが、現地のウデヘ人ともよりアットホームでフレンドリーな交流が持てました。
            
        ツアー5日目タイガキャンプ、ビキン川のほとりで色づいていく秋を満喫

9月12日‐13日:
ハバロフスク

新潟空港から2時間ちょっとでハバロフスク到着です。こんなに近いのにもうここはロシア。ヨーロッパを感じさせる町並みに行き交う人々はしっかりロシアン美男美女。早くも異国を楽しめます。

2日目の午前中は、郷土博物館では、これから訪れるタイガの動物達やウデヘの民族文化を学習。「アムールトラってこんなに大きいの!?」と森で遭遇できることに、にちょっと怖がりながらも期待する参加者達。広大なアムール川を眺めながら、「あの向こうは中国なんだね。」と対岸の悠久の地にも思いをはせる優雅なひと時も味わいました。

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9月13日‐14日:
野生動物リハビリテーションセンター訪問

ケガをしたり親とはぐれた野生動物を引き取り、回復を待って森に返す活動を行っている「野生動物リハビリテーションセンター」を訪問。タイガの動物達を間近で見れました。

この時期、親からはぐれた小熊がたくさん保護されていました。野生動物ということで、動物園と違って警戒心や凶暴性もあるように思われますが、特に可愛い小熊たちはまだ甘えたい盛り。子猫のように参加者にじゃれつこうとしていました。クンクン鳴きつく小熊に母性本能をくすぐられ、檻から離れられなくなった男性参加者もいました。笑

リハビリテーションセンターからクラスヌィ・ヤール村までの移動の途中、みんなで手作りした青空ピクニックランチを楽しみました。

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9月15日‐16日:
タイガでキャンプ

クラスヌィ・ヤール村で一晩を過ごした次の日は、いよいよタイガでのキャンプに出発。ボートでビキン川を4時間以上かけて上ります。途中早くも、アムールトラやアカシカの足跡を発見!!

キャンプでは釣りや鹿肉料理、キャンプファイヤーを楽しみました。2日目の朝はウリマ山を探索。漁師のヤコフさんとボーバさんから伝統的な猟の方法や罠を見せてもらいます。3時間のトレッキングの間に、クマやトラのマーキング後、イノシシの水浴び後、シカの糞など次つぎと野生動物の痕跡を見ることができました。最後は、ヤコフさんご自慢の見晴台からどこまでも続くタイガを一望しました。

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9月月17日:
クラスヌィ・ヤール村

午前中村の新しい学校を訪問。その後は、思い思いに村でのゆっくりとした時間を過ごしました。村の散策、ビキン川のほとりでのお昼寝、村の芸術家を訪問・・・。

夕方、村の女性達や子供達からウデヘ伝統文化を紹介してもらい、民芸品のお土産を買いました。ここからの収入は、村の女性グループのエンパワーメント向上を助けます。

村での最後の夜は、村人にとっても参加者にとってもかけがえのない長い夜になりました。村の唯一のカフェ集った交流会では、郷土料理とウォッカを楽しみながら話が弾みました。ダンスやウデヘ流ゲームも体験。

興奮冷めやらぬ若者組みは、ホームステイ先に帰ってからも朝まですっかり親しくなった村人達と語り明かし、踊り明かしました。

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9月月18日‐19日:
ハバロフスク

ハバロフスクに戻った一行は、新潟への出発までそれぞれにこの旅での出会いや発見をふりかえりながら自由な時間を過ごしました。

参加者の皆さんへ・・・
ロシアのどこまでも青い空と、数え切れないほどの生命を育む優しくも厳しいタイガ、ウデヘ人の命の水であるビキン川、そして家族のように温かく迎えてくれたウデヘの人々に何を思いましたか?何を得ましたか?何を共有できましたか?そして、これからのあなたの人生の中で、タイガやウデヘは生き続けますか?

タイガに来てくれて、タイガを好きになってくれてありがとうございました。ウデヘの家族達は、また帰って来てくれる日を待っています。


8日間 
1日目
PM 新潟空港からハバロフスクへ
2日目
AM ハバロフスク自由行動(オプションで郷土博物館へ)
PM 野生動物リハビリテーションセンターへ移動
3日目

AM 野生動物リハビリテーションセンター見学
  クラスヌィ・ヤール村へ移動、途中ピクニック昼食
PM クラスヌィ・ヤール村到着 ホームステイ

4日目

AM タイガキャンプへ、ボートでウリマへ移動、途中昼食休憩 
PM ウリマで食事作り、釣り、キャンプファイヤー

5日目

AM ウリマ山トレッキング
PM オモロチカ漕ぎ体験、ボートで村へ移動

6日目
AM 村で自由行動
PM ウデヘ伝統文化紹介、交流会
7日目
  ハバロフスクへ移動
8日目

AM 自由行動
PM ハバロフスクから新潟空港へ

 

★関連

クラスヌィ・ヤール村
クラスヌィ・ヤール村住民参加型村づくりワークショップ開催
クラスヌィ・ヤール村環境学習会

 
 
 

◆ おまけ1 “マンガバータ”で結ばれた絆

2007年エコツアーを一言であらわすと“マンガバータ”。ウデヘ語で“力強い男”という意味ですが、なぜかツアー中この言葉が合言葉になっていました。発端は、マンガバータの意味を聞いた後、参加者の一人が「肉体的に」マンガバータなウデヘ人に、手品を使って「気」のマンガバータを見せ付けてしまおうと企んだ?ことでした。この後も、すっかりこの言葉が気に入った参加者達は、何が起こってもマンガバータの力によるものと、神がかり的な意味を持たせて使い続けました。どんな環境にも、ハプニングにも動じず、その状況を楽しむことのできた今回の参加者達の適応力、そして過去のどんなツアーにも勝る村人達との深い友情の育み方、まさしくこのツアー全体にマンガバータの力がみなぎっていたように感じます。


◆ おまけ2 “ハナディー”マッサージブームの到来は?

ウデヘ人は、体調不良の人間に“ハナディー”というマッサージを行います。今回もちょっと風邪ぎみだった参加者の一人がタイガの中でのハナディーに挑戦!背中にぬるま湯に浸したスプーンの背をかなり力をこめてめり込ませていくという荒業?挑戦者の背中は、真っ赤でずいぶん痛々しいものになっていましたが、本人は意外と平気そうで、翌日にはすっかり元気に?なっていました。タイ式マッサージや韓国式マッサージのように、渋谷の街でハナディーマッサージ専門店の看板が出る日も近い?! *ハナディーを行った後はしばらく安静にお過ごしください。


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