ケニア円借款案件(ソンドゥ・ミリウ水力発電事業)
最新情報(2001.6.7)

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Daily Nation

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生命の危機を訴える活動家達


ソンドゥ・ミリウ水力発電事業の建設に反対するロビー活動を行っているグループのメンバーは、生命の危機を感じているとの訴えが昨日伝えられた。ソンドゥ・ミリウ水力発電事業に関わるNGO連合のメンバーは本日事業の計画地において開催される技術委員会に参加するメンバー達への人命の保護をフ ィレモン アボンゴ警務行政長官に要請した。

「バクダッド ボーイズ(暴漢グループ)」はメンバー達が会合に向かう際に彼らを襲うように仕向けられていたと同メンバー達は主張。「会合に我々を招待した人物と同一人物が私たちを襲うために暴漢を雇っていたのだ」と元国会議員のデニス アクム氏は非難している。

同氏は、NGO連合のメンバーの何人かは脅迫された経験があることを明らかにした。アクム氏は「計画の過失や問題点を隠そうとするもの達によるNGO連盟のメンバーに対するハラスメントや脅迫は罪として対処されるべきだ」と述べている。

カシプル カボンド地区選出の元国会議員、オティエンド コピヨ氏は、ケニア電力公社の職員がギャングを会合の現場に送り込んでいると主張した。同氏はまた、在ケニア日本大使館の青木大使は辞任するべきだと指摘している。

これに対して、ケニア電力公社のピーター ムティ広報担当はこの容疑を、根拠のない作り話だと否定した。アフリカ ウォーター ネットワークのピレー オティエンド氏は、第三者による綿密な調査と事業の会計監査の必要性を再度強調した。また、入札手続と事業契約はしかるべき手続きを持って行われておらず、雇用に関してはひいき的雇用、縁故者の採用、贈収賄が行われていると主張した。

彼らは、現場の建設業者による低賃金での労働者の雇用により、第一期工事の資金は横流しされており、1993年に行われた環境影響評価書は無視されている、とも主張している。

アフリカ気候ネットワークのグレース アクム氏の発言によると、NGO連合は明日事業の問題点を発表する予定である。同氏はケニア電力公社の報告は信用できないと述べている。これに対して、ピーター ムティ氏は、NGO連合は自分達の利益のために事業に反対しているにすぎないと主張している。

 

 
 

 

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