公開セミナー報告(2000年10月27日)
『フィリピンの開発と先住民族の権利』
〜コミュニティと文化の破壊に対抗して〜
 
セミナー議事録 3-5
質疑応答 (Q&A)

Q5.
  IPRAを行使して、なにか開発計画とかが止められたような例がフィリピンにあれば伺いたいと思います。

A.コサラン氏
  これまで先例はありません。実際にIPRAを使ってプロジェクトを止めたという先例はないわけです。IPRAは1997年にできたばかりで新しいものです。私もこの法律を起草した人間の1人ですが、この法律に関しては、反対勢力のロビー活動も盛んに行われています。先住民族権利法に反対し、そして、鉱山開発を進めたいという勢力です。彼らにとってはIPRAは脅威です。最高裁もまだ判断は下していませんが、最高裁でこの問題を争うという動きになっているのです。彼らが反対しているのは先住民族の祖先の土地にある天然資源に対して、先住民族が権利を持つという件です。最高裁の判決はまだであり、このIPRAは、まだ全面的には施行されてはいないわけです。

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