草の種でつくる草方格
砂の流れをとめるのに有効な草方格。2〜3m角の格子状に草を差し込んでつくるものです。
最近では、生きたシャバガという草を根ごと刈って、すぐ作る方法で、草自体の活着も期待でき、砂の流動防止が高まるとのこと。
昨年、現地の仲間に教わり、小さい草方格を作ってみました。鍬で草を刈り取り、運び、溝を掘って草を入れ、砂を埋め戻す。草方格づくりは意外に大仕事でした。
この作業量を軽減できないか?
そこで、今回実験してみたのが、種を埋め、水をやる方法です。
使った種はシャーミーとシャバガ。
シャーミーは、砂漠に最初に自生する草。トゲトゲの種をつけます。そのトゲトゲが、風で飛んで周囲の砂にからまる感じで落ちて、新しく芽を出すのです。1期地区にはたくさん自生しています。
新・潅水法で水をやる要領で、浅めの穴をつくり、その中に種を入れ、表面の砂をパイプの先で水と混ぜながらかぶせる。種から芽が出れば、やがて草方格になるのでは、という発想です。
でも、このアイデアを話してみた住民からは、「無理だろう、種は根付く前に風で飛ばされるだろう」と言われています。今までやったこともないことですが、どうなるでしょうか?草方格、できるといいです。
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