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RWESA-フィリピンからJBICマニラ事務所へのレター (2005.03.15)

【レター提出の背景】

RWESA-Philippinesは、3月14日の国際反ダム・アクション・デーに合わせ、3月10日、マニラで記者会見および日本大使館との会合を行ないました。しかし、翌3月11日に予定されていたJBICマニラ事務所との会合は会合の2時間前に突然キャンセルされてしまいました。このレターは、そうしたJBICマニラ事務所の対応を非難して提出されたものです。

このレターに対し、JBICマニラ事務所からは4月1日に回答がありました。同回答書のなかでJBICマニラ事務所は、
 ・今回の会合のキャンセルに対する陳謝
 ・地元住民の懸念を真摯に受け止めること
 ・会合の再設定
 ・事業に関する現地モニタリングの際のステークホルダーとの会合
について述べており、今後、地元住民、RWESA-PhilippinesとJBICとの間で会合の機会が再び持たれることが望まれます。



<以下、レター本文>


2005年3月15日


国際協力銀行
マニラ駐在員事務所代表
村田 様


JBICの融資する巨大ダム事業に関する会合の遺憾な取り消しについて


拝啓

私たち、東・東南アジア河川ウォッチ・フィリピン(RWESA-Phils)は、フィリピンにおける破壊的な水事業に反対するNGOおよび住民組織の全国ネットワークです。私たちは去る2005年3月11日に予定されていた会合が直前になって中止されたことに対し、不満と強い失望の意を表明します。予定されていた会合の2時間前になって、JBICマニラ駐在員事務所の地元スタッフから同会合を調整していたFoE Japanの波多江秀枝に対し、突然の中止が伝えられました。そのJBICスタッフは波多江に対し、会合担当者が病気になり予定されていた会合に出席できないと伝えたということです。

当該担当者が会合に出席できないことは理解できますが、一方で、その会合に出席することになっていた他の2名のスタッフの方は、ダムの影響を受ける地域から来た地元住民のリーダーらに依然として面会し、話を聞くことができたはずです。私たちのリーダーらがすでに会合のためにポジション・ペーパーを準備し、パンガシナン、ボホール、そして北ダバオから遠く離れたマニラに来ていたことを考慮すれば、JBICのスタッフの方々は、依然として同会合を持つために適切かつ賢明な配慮ができたはずです。上述した2人のスタッフ、あるいは、いかなる関連スタッフであっても、貴行の組織を代表して出席し、後に担当スタッフにそれを報告するということができたはずです。私たちは同会合の突然の中止について、非常に職業上の道義に反したものであったと考えています。また、JBICの融資した、あるいは、融資することになる事業の影響を受ける地元のリーダーらの話を聞くということに関してさえ、広く窓口を聞くことのない、真摯さに欠けた対応だったと考えます。これらの地元リーダーらがJBICに会合を持ってほしいと連絡をとったにもかかわらず、彼らが直前になって拒絶されてしまったことは、嘆かわしいことです。

JBICマニラ駐在員事務所のスタッフは会合の翌週への延期を申し出ましたが、それは私たちにとって以上に困難なものです。それは、私たちの地元リーダーらがマニラに戻ってくる資金的能力が非常に限られているからです。これは、ダムの影響を受けている地域社会の地元リーダーらが、パンガシナン州のサンロケ多目的ダム事業、ボホール州のボホール灌漑事業、そして、北ダバオ州のサウグ川多目的ダム事業といった場所から来ており、皆、貧しい小農民であったり先住民族の出身者である場合には特にそうです。

私たちは、この文書に、3月11日に提出しようとしていた声明文とポジション・ペーパーをすべて添付します。私たちは依然として、これらの3つの巨大ダム事業に関する会合を要求したいと思っています。私たちはこの件に関して再度貴行と調整を行ない、同会合をお互いに合意できる予定の日に持つことができるよう望みます。さらに、もしJBICが、そうした事業が地元の地域社会に及ぼす真の影響を見て、ダムの影響を受ける住民の意見や要求を知りたいのであれば、現地でのコンサルテーションを開くことが非常に有益、かつ、よりよい方法でもあります。

私たちは繰り返し本件に関する遺憾の意を表明するとともに、貴行の真摯な回答および適切な対応を期待します。

敬具



Joan Carling
RWESA- Regional Facilitator

Clemente Bautista
RWESA-Philippines National Coordinator

Hozue HATAE
Friends of the Earht Japan


Cc: 篠沢恭助JBIC総裁


※RWESA-Philsの国際反ダム・アクションデーに合わせた一連の活動の情報

> FoEJ 現地レポート 「RWESA-フィリピンの国際反ダム・アクション・デー」(2005年4月2日)

> RWESA-Philippinesのプレス・リリース(2005年3月10日)

> サンロケダムの問題に取り組む地元団体 TIMMAWAのポジション・ペーパー (2005年3月10日)

> ボホール灌漑ダムの問題に取り組む地元住民のプレス・ステートメント (2005年3月8日)

> サウグダムの問題に取り組む地元団体の共同要請書 (2005年3月10日)

> RWESA-Philippinesの活動に関連した記事 (2005年3月12日Today紙)

> RWESA-Philippinesのプレス・ステートメント (2005年3月14日)

> サンロケの地元住民が反ダムアクションデーに行なった活動の関連記事 (2005年3月17日Sunstar紙)

※個別のダム事業に関する情報

> サンロケ多目的ダム事業

> ボホール灌漑ダム事業

> サウグ川多目的ダム事業


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