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シベリアタイガプロジェクト
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シベリアタイガプロジェクトトピック>シベリアの森林破壊
日本とのつながり
タイガの保護は21世紀の危機管理
タイガの破壊がなぜ問題なのか?
破壊の実態
タイガの現状
現場での作業の現実、企業の実態
伐採の90%が皆伐*3で行なわれています。そして、伐り倒されても利用されずに現場に放置される木が50%を越えている伐採現場もあります。

伐採跡地への植林などは実施されていません(ロシアの法律では伐採業者が伐採跡地への植林を行うことが定められていますが、実際に現場で実施されることはほとんどありません。タイガの回復は自然にまかされてきましたが、その結果伐採跡にはシラカバなどを中心とする二次林が生じ、針葉樹資源の減少や生態系の変化が起こっています)。

不正、違法伐採の日常化−
冒頭の引用に見られるような不正の日常化のほか、伐採権を得た会社が現場で犯す違反(例:許可を得ている伐採量の数倍の伐採を行う)や、日本や中国に需要のある樹種を狙う盗伐グループの出没でタイガは傷ついています。

そして、現場でのそれらの行為を監視し、取り締まるべき政府機関(レスホーズ)が予算不足で近年弱体化していて十分な取り締まりが出来ない状態に陥っています。
さらにそれらのレスホーズが、予算不足を補うため、"衛生伐採"(虫害にあった木を森から取り除くなど、森の健康を保つための伐採)の名目で自ら伐採を行い、集めた丸太を販売して収入を得ている例が各地に見られます。

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