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八王子市・宇津木の里山再生プロジェクト。活動内容や次回の里山活動のご案内をいたします。
 
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12月14日

ここのところ、活動の日はいつも晴れます。今日は、雲ひとつない青空。空気も澄んでいて、富士山がくっきり見えました。冬の宇津木は美しいです。雑木林に敷きつめられた落ち葉や、木々の枝に残る葉が風でパラパラと舞っているのがきれいだったり、落ち葉の上を歩くときのサクッサクッという音とか感触もいいのです。

さて、今日の活動は、粗朶の道づくりでした。粗朶(そだ)とは、雑木の枝を束ねたもの。前回除伐したエゴノキを利用し、枝で粗朶をつくり、幹で杭をつくってみました。

枝を束ねるのに、「クズの蔓を使ってみたら?」の岩谷さんの声に、枝班はまず、つる採りから始めました。クズが繁茂する草地で、木に巻きついているものから採っていきました。木に巻きついて上の方まで伸びているつるを切り払いながら、これじゃ木がかわいそうだぁ、と思いました。

クズの蔓はとても強く、枝を縛るのにも十分でした。 幹は、1m程の長さで先を斜めに、のこぎりで切りました。萌芽更新地の散策路にあった杭とロープを外し(古くなり、杭は朽ちて倒れているところが多かった)、エゴの杭を打ち、粗朶を並べていきました。
そして、またたく間に、感じのよい粗朶の道ができていきました。完成した粗朶の道の出来にはみんな満足。こんなふうにできるんだ、こんなにいい感じになるんだ、と驚きました。

このあと、萌芽更新地の下の植栽地に下りる作業道・観察路を歩きながら考えたり、落ち葉溜めのある入口近くの植栽地で、落ち葉かきもやりました。

 

木に巻きついて伸びていくクズ。
切り払って集めた蔓。
こうして使ってみて、クズの蔓の強さがわかった。
エゴノキの幹で作った杭。先を斜めに切っている。
木槌で杭をうつ。
枝を束ねて粗朶づくり。
そして完成した粗朶の道。
前回の作業で出たエゴノキを活用
しようと、やってみたのだが、こんな
に雰囲気のよい道になった。
 
 

 

 
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