ケニア円借款案件(ソンドゥ・ミリウ水力発電事業)
最新情報(2001.5.18)

デイリー・ネーション

the Daily Nation

ジャーナリストの保釈取り消しならず

【ケニア】 2001518

 法廷は、ジャーナリストの保釈金10万シリングを無効にするよう要請する申し立てを却下した。

 検察側は、アルグウィングス・オデラ氏が法廷訴訟に偏見を呼ぶような証言をしたと主張した。

 偽証、扇動、公務執行妨害、そして不法侵入の罪で起訴されているオデラ氏に対し、キスム地方判事は、この訴訟に偏見を与えるような発言は控えるよう警告した。

 検察側は、同ジャーナリストの保釈取り消しと、同人の拘束を要請し、オデラ氏が南アフリカで開かれた会合で、もし同氏がソンドゥ・ミリウ水力発電事業に反対すれば、何年もの拘置を免れないだろうという発言をしたと主張した。

 弁護側は、この検察側の申し立てに対し、当人が引き渡したといわれているその発言のコピーは、オデラ氏の署名を欠いており、すなわち同人の発言ではないと主張した。コポット弁護士は重ねて、法廷はこのコピーを証拠物件として取り扱うべきではないと訴えた。

 これに対して判事は、被告人のパスポートは、同氏の南アフリカ訪問を立証する物だと主張した。コポット氏は、ソンドゥ・ミリウの件に関して、裁判をねじ曲げるような資料の提出を禁じるよう要請。「司法権は双方に対し公平に采配されなければならない。ソンドゥ・ミリウ水力発電事業に対しても然るべきである」と主張した。

 
 

 

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