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学校の省エネ
各地で進む光熱水費節減分還元プログラム
シンポジウム
日本各地で進む光熱水費節減分還元プログラム

●札幌市〜姉妹都市ミュンヘンに習って導入

 姉妹都市ミュンヘン市で行われているフィフティ・フィフティプログラムが、「札幌市環境保全協議会」より提案され、光熱水費の増加に頭を悩ませていた教育委員会は、2000年よりこれに習ったシステムを導入しました。各校の過去2年間の支払額に応じた光熱水費をあらかじめ予算として一定額配当し、節約して予算が余った場合にその半額を学校の裁量で消化できるというしくみです。
  平成12年度から市立高校全8校で3年間の試行を開始し、その成果を受けて、15年度からは新たに小中学校36校で実施されています。現在はこのシステムを検証するとともに、今後、約300校ある市立学校全体へ拡大することも検討しています。

●和歌山県〜きのくにエコスクール事業の一環として

 児童・生徒が環境についての理解を深め、環境を守り育てるための教育と環境保全のために、平成15年度より「きのくにエコスクール事業」が始まりました。このアクションプランのひとつとして、県立学校における光熱水費の節減が掲げられ、県立高校全48校でスタートしました。各校がエコスクール推進委員会を設け、省エネ活動に取り組んでいます。
 節減した光熱水費の3割は環境保全のため学校敷地内の植樹にあて、また、3割は学校が自由に物品購入などに使えます。さらに、15年度は節減したエネルギー量をCO2量に換算し、その削減量が多い上位校には報奨金が出されました。15年度の実績ではCO2排出量が前年度と比べ202トン減ったことになり、削減率が6%以上の学校は12校ありました。


節減できた予算で校舎内に植えられた木 → 
(県立粉河高校)   

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