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燕趙都市報「都江堰録(1)〜(4)」―第二ダム(楊柳湖ダム)事業に関する記事


現在建設が計画されている第二ダム(楊柳湖ダム)によって、世界文化遺産に指定されている都江堰が破壊の危機にさらされています。以下は、この第二ダム建設の是非に関して取り上げた燕趙都市報の記事の要約です。ここからも多くの専門家が第二ダム建設に関して懸念を抱いていることがわかります。

都江堰録@古代から受け継がれている水利施設の上に新たなダムが建設?(2003/7/21)

−第二ダム(楊柳湖ダム)の建設

2003年4月26日、都江堰市文化遺産局副局長が第二ダム建設のための会合に招待された。会合には専門家をはじめ18の関連省庁からの役人も参加した。参加者の多くはこの第二ダム建設事業に反対したが、管理局側は計画を進め、6月5日に再度会合を開いた。しかし、文化遺産局副局長は招待されなかった。(中国では大規模プロジェクトの承認の前に、実行可能性を図るため、このようなミーティングを開き、専門家と役人の間で合意を取る。)

−紫坪鋪ダムとの関連性:楊柳湖ダム建設の裏には紫坪鋪ダムの存在が大きい。

−2003年7月7日 都江堰市民の代表が四川省の代表に対し、この問題に目を向けるように声明を発表。

−2003年7月16日 四川省の代表が、声明に答える形で楊柳湖ダム建設予定地を視察。

原文:https://www.yzdsb.com.cn/20030721/ca262793.htm


都江堰録A遺産危機の背後に隠れている利益計画(2003/7/21)


−楊柳湖ダム建設の裏にはこのだむによってもたらされる巨大な利益がある。
 紫坪鋪ダムは、第二ダムをなくして、投資・融資の返済を賄うほどの発電が出来ず、四川省への利益もない。

−世界遺産管理の問題
 都江堰管理局は四川省水利庁の下で、都江堰の管理・運営にあたっているが、省庁との連携がなく、金銭的な
 管理に欠けている。四川省の監視もなく、多額のお金を費やしている。

原文:https://www.yzdsb.com.cn/20030721/ca262792.htm


都江堰録B都江堰の歴史と現実(2003/7/21)

−2200年の歴史を持つ都江堰は、密接に私達の暮らしと関わっている。

原文:https://www.yzdsb.com.cn/20030721/ca262791.htm


都江堰録C専門家らは第二ダム建設を懸念(2003/7/21)

−中国の専門家達が都江堰や上流のダムプロジェクトに対しての懸念を表明。

  Mr.Zhang Xiao:中国社会科学院、環境と発展研究中心研究員
  Mr.Zhou Xiao-sheng: 中国人民大学社会学系教授
  Mr.Tan Xu-man: 中国水利水電科学研究院水利史研究室主任
  Mr.Sheng Hong: 北京天則経済研究所所長
  Mr.Zhou Kui-Yi: 中国水利学会水利史研究会会長
 
これらの専門家は全員、都江堰がもたらした功績をたたえ、楊柳湖ダムに反対している。
ダム事業による利益はきわめて短期的であり、長期的に見れば建設されるべきではないと主張している。

原文:https://www.yzdsb.com.cn/20030721/ca262796.htm

 

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