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プレスリリース サハリン北方先住民族 本日抗議活動を開始!
 
2005年01月20日
◇◆プレスリリース◆◇

サハリン北方先住民族 本日抗議活動を開始
ロシア政府と石油会社に対し独立調査を要求

ニブヒ、ナナイ、ウイルタなど、サハリン北部の先住民族が、本日正午より、サハリン北部ベンスコエで抗議活動を開始する。この活動はサハリンで行われている石油・ガス開発に抗議するもの。厳寒の中、抗議活動は要求がのまれるまで24時間体制で続く。抗議へ参加するのはニブヒ族だけでも300人という。

抗議行動は、ロシア政府とエクソンモービル、英BP、サハリンエナジー(シェル・三井・三菱)などサハリン島で石油・天然ガス開発を行っているすべての石油会社に対して行われる。しかし、当局や関係企業から不当な弾圧を受ける恐れもあることから、サハリン北部先住民族代表は昨年末、サハリンII第二期工事へ融資を検討している国際協力銀行(JBIC)や欧州復興開発銀行(EBRD)など金融機関にレターを送り、「調停役」として現場に立ち会うよう要請していた。JBICは18日現在、この件に関して「調査中」とし、姿勢を明確にしていない。

自然と密接にかかわりあって暮らすサハリン先住民族にとって、開発による影響は甚大だ。最近では「魚のにおいや味が変わってきた」などの声も上がっており、開発による漁業資源への損害は明らかだという。またサハリンにはトナカイの飼育で知られる先住民族もいるが、開発により森林や動植物が失われることは、先住民族の生活に死活的な損害をもたすという。

ロシアサハリン地方・北方先住少数民族協会(RAIPON)は声明文の中で「これまで企業は、サハリン先住民族の権利を考慮してこなかった。環境評価には、先住民族の伝統的な暮らしへ長期的な視点での影響や対応策などが全く含まれていない」と述べている。「プロジェクトに関する信頼できる情報が得られないこと、企業が公開した資料に虚偽の情報が含まれていること、企業側が先住民族との対話へ消極的であること」が今回の抗議行動にまで発展させた原因だとしている。



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