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(社)野生生物保護公社 事業者、融資機関に警告書(要請書)提出
2003年8月
社団法人北海道野生生物保護公社が、2003年7月16日から8月6日までモスクワ州立大学と共同でサハリン北東部におけるオオワシの繁殖状況および行動に関する現地調査を実施し、その結果を報告するとともに、それに基づく警告(要請)を、エクソンネフテガス、サハリンエナジー・インベストメント社宛に提出しました。更に国際協力銀行および環境省にも要望書を提出しました。

報告および警告書(要請書)は(社)北海道野生生物保護公社のホームページをご覧下さい。
https://www.marimo.or.jp/~wpb/Index.htm

・エクソンネフテガス宛文書 2003年8月27日

 (社)北海道野生生物保護公社は、サハリンT開発がオオワシ等の保護を目的に締結されている日露渡り鳥条約に抵触していると思われることから、環境影響評価書(EIA)の公開、開発区全体の自然環境の再調査とそれに基づく新たな環境影響評価、現時点で悪影響が予想される場所における状況の改善を早急に実施するよう警告しました。

・サハリンエナジー・インベストメント社宛文書 2003年8月27日

 (社)北海道野生生物保護公社は調査の結果、サハリンエナジー・インベストメント社がホームページ等で公開している環境影響評価書(EIA)に記載されているものとは桁違いに多いオオワシの繁殖個体群をチャイボ湾において確認したことから、EIAの信憑性が疑われると指摘し、@環境影響評価書(EIA)に関する元データを公開すること、A調査員や調査方法等に関する情報を開示すること、B開発区全体におけるオオワシ等希少種の生息現況についての詳細な再調査を行い、速やかにデータを公開すること、C調査結果に基づく総合的な保護体制(案) を確立し、速やかに公開すること、を要請しました。

・環境省宛文書 2003年8月12日

 (社)北海道野生生物保護公社は、サハリンTおよびサハリンUの大規模な石油・天然ガス開発が、オオワシの生息に深刻な影響を与えると思われる事例を多数確認したことから、日露渡り鳥条約に基づき状況の改善をロシア当局に求めるよう環境省に要請しました。

・国際協力銀行宛文書 2003年8月25日

 (社)北海道野生生物保護公社は調査の結果、サハリンT開発予定地において希少種オオワシの生息に深刻な影響を与えると思われる事例を多数確認し、サハリンU開発についてもサハリンエナジー社のホームページで公開中の環境影響評価書(EIA)に記載されているものとは桁違いのオオワシの繁殖個体群をチャイボ湾において確認したことから、事前の環境調査の不備を指摘し、EIAの信憑性を問うとともに、そのEIAに基づく自然環境への配慮も現状と照らし合わせると全く不十分である可能性が高いと指摘しました。そして両開発における正確な現状の把握およびオオワシ等希少種等への保全対策が十分に講じられる保障無くして、安易な融資を行うべきでないことを提案しました。
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