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「Re:サハリン天然ガス購買契約」 東ガス、東電にメールしよう!
東京ガス、東京電力がサハリンIIで産出される天然ガスの購買の方針を固めています。天然ガスはCO2の排出量が少なく、環境にやさしい化石燃料といわれ、その購入は歓迎されています。しかし、その開発の過程を無視することはできません。今まさに開発真っ只中にあるのがサハリンです。日本を含めて世界のトップ企業が協力して進める開発であるならば、なおさら環境影響、社会影響を最大限緩和する方法や対策をとることが可能ではないでしょうか。

大型の開発事業の中には環境・社会配慮が後廻しにされた結果、後に問題が大きくなり結果的に高いコストを支払わなければならなくなったケースが少なくありません。サハリンの天然ガス購買契約が締結されることは、事業のみを先に進めまた同じような悲劇を繰り返すことにつながります。

事業者であるサハリンエナジー社が、サハリンや北海道の市民、漁業関係者、NGOなどの懸念に責任を持って取り組むまで、天然ガス購買契約を締結しないよう、東京ガス・東京電力にメッセージを送ってくださいますよう、よろしくお願いいたします。下記にメッセージの送り方およびサンプルレターをつけさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

【メッセージの送り先・送り方】

◆東京ガス株式会社 代表取締役会長安西邦夫氏、代表取締役社長上原英治氏宛
 1)ホームページから
 https://secure.quick-a.net/tokyo-gas/fQuestion.php?back=index.php3 
 2)ファックスで送る。
  FAX:(03)3437−9130

◆東京電力株式会社 取締役会長田村滋美氏、取締役社長勝俣恒久氏宛
 1)ホームページから
   https://www.tepco.co.jp/info/custom/service/echob-j.html
 2)ファックスで送る。
   FAX:(03)4216−2539

※下記サンプルレターを使ってホームページから送る場合は、メッセージの欄にコピーをしてください。

※東京ガス宛てサンプルレター

東京ガス株式会社
代表取締役会長 安西 邦夫 様
代表取締役社長 上原 英治 様

 私は、御社とサハリンエナジー社におけるロシア・サハリンからの天然ガス売買契約が締結されないよう、強く求めます。サハリンエナジー社はサハリンの環境、社会への影響考慮、そして地理的・環境的に近い北海道への環境社会配慮を十分に行っていません。

 サハリン北東部沿岸地域を営巣地としているオオワシの多くは、北海道を越冬地としています。絶滅危惧種であるオオワシは「日露渡り鳥条約」の保護指定種となっていますが、サハリンエナジー社は何ら保護策を取っていません。北海道では、漁業者を中心に、油流出事故への懸念が高まっています。北海道庁やオホーツク沿岸地域では、独自に油流出時対策マニュアルを策定し油流出時に備える努力をされていますが、サハリンエナジーは北海道への影響を想定した、取り得る油流出予防および対応策や環境調査を行っていません。ひとたび、油流出事故が起き北海道に影響が及べば、これら北海道の漁業や観光業に甚大な被害を及ぼし、経済に影響を与えることになります。

 サハリンでは、ニシンやコマイなど重要な資源である魚の減少、小型化の傾向が続いており、これらがサハリン開発によるものとの懸念が上がっています。また、頭数わずか100頭と言われ、絶滅が危惧される西太平洋コククジラにも甚大な影響を及ぼしています。更に開発地では、ロシアの水典法に反し、掘削汚泥の海洋投棄が続いています。ロシアのNGOを中心とする50の環境団体は、このプロジェクトに、より環境的側面を考慮に入れ、責任を持ってこれらの問題に取り組んでいただけるよう、サハリンエナジー社に対して要望書を提出しましたが、残念なことにサハリンエナジー社側は、それらの要求を拒否しました。ロシアでは、コククジラ保護や情報公開に関する裁判が進みつつあり、このプロジェクトの計画どおりの進行が危ぶまれています。

 私は、サハリンエナジー社がサハリンや北海道市民、漁業関係者、環境団体の示した要求や懸念を考慮するまで、このような危険性の高い同社との契約締結がなされないよう、御社に強く求めます。御社は独自の環境方針、環境保全ガイドラインを持っており、世間からも高い評価を受けている日本の代表企業の一社であると理解しております。そのような日本のトップ企業が、環境社会配慮のなされていない事業による天然ガス購買をされることにより、影響を受けることは望んでいらっしゃらないと思います。サハリンエナジー社がプロジェクトの環境的、社会的側面を考慮に入れ、責任を持ってこれらの懸念に取り組むまで、御社のガイドラインを適用して購買契約を締結しないでいただけますよう、宜しくお願いいたします。ありがとうございました。

氏名:〇〇〇〇
住所:〇〇〇〇〇〇〇〇

※東京電力宛てサンプルレター

東京電力株式会社
取締役会長 田村 滋美 様
取締役社長 勝俣 恒久 様

 私は、御社とサハリンエナジー社におけるロシア・サハリンからの天然ガス売買契約が締結されないよう、強く求めます。サハリンエナジー社はサハリンの環境、社会への影響考慮、そして地理的・環境的に近い北海道への環境社会配慮を十分に行っていません。

 サハリン北東部沿岸地域を営巣地としているオオワシの多くは、北海道を越冬地としています。絶滅危惧種であるオオワシは「日露渡り鳥条約」の保護指定種となっていますが、サハリンエナジー社は何ら保護策を取っていません。北海道では、漁業者を中心に、油流出事故への懸念が高まっています。北海道庁やオホーツク沿岸地域では、独自に油流出時対策マニュアルを策定し油流出時に備える努力をされていますが、サハリンエナジーは北海道への影響を想定した、取り得る油流出予防および対応策や環境調査を行っていません。ひとたび、油流出事故が起き北海道に影響が及べば、これら北海道の漁業や観光業に甚大な被害を及ぼし、経済に影響を与えることになります。

 サハリンでは、ニシンやコマイなど重要な資源である魚の減少、小型化の傾向が続いており、これらがサハリン開発によるものとの懸念が上がっています。また、頭数わずか100頭と言われ、絶滅が危惧される西太平洋コククジラにも甚大な影響を及ぼしています。更に開発地では、ロシアの水典法に反し、掘削汚泥の海洋投棄が続いています。ロシアのNGOを中心とする50の環境団体は、このプロジェクトに、より環境的側面を考慮に入れ、責任を持ってこれらの問題に取り組んでいただけるよう、サハリンエナジー社に対して要望書を提出しましたが、残念なことにサハリンエナジー社側は、それらの要求を拒否しました。ロシアでは、コククジラ保護や情報公開に関する裁判が進みつつあり、このプロジェクトの計画どおりの進行が危ぶまれています。

 私は、サハリンエナジー社がサハリンや北海道市民、漁業関係者、環境団体の示した要求や懸念を考慮するまで、このような危険性の高い同社との契約締結がなされないよう、御社に強く求めます。御社の環境方針には「事業活動に必要な資源は、環境への影響の少ないものを優先的に選択し、取引先企業と協調した環境保全…を推進する」とあります。サハリンエナジー社がプロジェクトの環境的、社会的側面を考慮に入れ、責任を持ってこれらの懸念に取り組むまで、御社の環境方針を適用して購買契約を締結しないでいただけますよう、宜しくお願いいたします。ありがとうございました。

氏名:〇〇〇〇
住所:〇〇〇〇〇〇〇〇

 
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