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世界水フォーラム:太平洋各国代表も京都へ、島嶼も議題に
(2003年3月15日 京都)

世界の水問題を議論する最大の国際会議、第3回世界水フォーラムへ出席するため、太平洋各国の代表達が続々と訪日している。

水フォーラムは今週末(16日)に開会し、京都を中心に、大阪、滋賀で開催され、太平洋島嶼の問題を扱う分科会も多く設けられている。

フォーラムでは、「2015年までに安全な飲料水と基本的な公衆衛生にアクセスできない人口を半減させる」という国連の目標を達成させるための方法を探ることになる。

主催者によると、世界中の政府、市民社会、産業界から、10,000人以上の代表者が参加すると見込まれている。

太平洋島嶼を焦点にした分科会には以下のようなものがある:
・アジア開発銀行主催の「水と小島嶼国(太平洋島嶼、モルジブ、東ティモールを含む)」
・アジア開発銀行主催の「水と都市、アジア太平洋地域の都市を焦点に」
・火曜日の「アジア太平洋の日」

アジア開発銀行の水資源主任調査官のWounter Lincklaen Arriens氏は、アジア太平洋地域にとってのこの会議の重要性について以下のように述べている。

「食事、飲料水、公衆衛生、農業、工業の面から見ても、そしてまた、洪水や、旱魃、汚水などの危険の面から見ても、水は人間の生活にとって欠かすことの出来ない資源であり、社会の全構成者、とりわけ貧困層に対して影響を及ぼす資源である。
世界の水の政策決定者、供給者、利用者にとって、今や水は切迫した問題となっている。
水フォーラムの主要な主催者は世界水会議である。これは国際的な水政策のシンクタンクである。」

世界水会議は、世界の主要な水問題についての認識を高め、世界的なコラボレーションに向けて一歩ずつ前進するために世界水フォーラムを作り出した。

水フォーラムは以下を追求するための世界最大の国際イベントである。
・政治課題として水の重要性を高める
・21世紀における国際的な水問題の解決へ向けて議論を深める
・具体的な提案を形成し、提案の重要性に対して世界の注目をあつめる
・政治的なコミットメントを作り出す
・個々のセクターからの意見を表明する場を提供し、セクター間や地域間を越えた議論をするための場を提供する

(PINA Nius)

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