温暖化
ゴミ問題
海洋汚染
南 の 島 の 楽 園 を 救 え 。 

マーシャル諸島と地球温暖化の影響


 マーシャル諸島共和国の平均海抜は約2mととても低く、地球温暖化による海面上昇の被害が将来、拡大することが懸念されています。地球温暖化に関して世界的権威のある「IPCC(気候変動に関する政府間パネル)」は、報告書の中で「海面が1m上昇した場合、マーシャル諸島共和国マジュロ環礁の80%が失われる。」としています。



波が打ち寄せるため、島嶼国特有の海岸浸食もいたるところで見られます。この浸食が以前よりも速いスピードで発生していることも報告されていて、海面上昇による影響と見られています。海面上昇だけでなく、暴風雨などの異常気象による被害も懸念されます。高潮の危険性も高まり、浸水が発生することも今後多くなるのではと、マーシャル諸島政府関係者は心配していました。
また、気温が上昇することにより、熱射病などの熱中症が増えることも懸念されています。日本でも「最高気温が39℃に達しました。」などと報道されることがありますが、これにIPCC報告書の中で予想された最大気温上昇温度である5.8℃を加算してみてください。ほぼ外出できない状態になることがわかるでしょう。熱帯に属するマーシャル諸島では、さらに深刻な問題です。


 地球温暖化問題では南北問題も絡んできます。過去100年間にわたって、先進国は温暖化の主たる原因である二酸化炭素の60%以上を排出してきました。マーシャル諸島のCO2排出量はほぼゼロであるのに、こうした海抜の低い国が真っ先に地球温暖化の被害を被ることになってしまうのです。もし、本当に国が沈んでしまったら、住む場所を失ったマーシャル国民は環境難民となってしまいます。自分たちの育った土地を奪われ、他国での生活でアイデンティティー喪失の危機に見舞われる。こんなことが許されていいのでしょうか?先進国が率先して、地球温暖化防止に向けた対策を講じなければならないのでしょうか?
 地球温暖化がすすむと、海面上昇気温上昇異常気象、が発生すると見られています。こうした変化によって地球に存在するありとあらゆるものに影響が及び、この脅威から逃れられるものはないのです。しかも、影響を受ける各要素がお互いに反応し、更なる悪影響を引き起こし、環境問題の悪循環が生じてしまうことも温暖化では心配されています。
 ここでは、マーシャル諸島のような低海抜国で予測される地球温暖化の悪影響について、解説していきます。

海面上昇による影響
気温の上昇による影響
異常気象による影響