ケニア円借款案件(ソンドゥ・ミリウ水力発電事業)
最新情報(2001.12.06)

デイリー・ネーション

Daily Nation

https://www.nationaudio.com/News/DailyNation/06122001/News/News4.html

電力事業契約、締結へ

アガイ・イエル

2001年12月6日

 エネルギー省大臣ライラ・オディンガ氏は昨日、ケニアと日本が、来月にソンドゥ・ミリウ水力発電事業第二期融資契約を結ぶと話した。

 完成すると、この120億シリングの事業により、60メガワットが国内電力網に加わると予想される。

 オディンガ氏によると、両政府はこの事業が不要な遅延なしに進むよう準備に入ったと言う。

 「この事業で何が得られるかを考えると、今引き返すことはできない。この日本・ケニア間最大の事業と私たちは、絶対に失敗できない。」とケニア日本大使代行、細谷隆平氏は述べた。

 彼は、第二期融資が遅れていることは残念だが、おそらく来月にも始まるだろうと述べた。

 大使代行によると、事業が完成すれば、ケニア山集水域からの供給される電力へのケニアの依存を減らすことにつながるだろう。

 6.287キロのトンネル開通記念式典の際、オディンガ氏と細谷氏が述べた。

 彼らは「この間、物議をかもし出し事業の実施そのものを危ぶめてきた環境面での問題についても、多くの前進が見られる。」と述べている。

 オディンガ氏は地域社会の人々に対し事業支援のお礼を述べ、人々が事業の最初の受益者の一人となるだろうと伝えた。彼はまた、事業により政府は借金を負うが、債務返済を約束していると付け加えた。この事業への第一期融資は、主に掘削作業に当てられた。

 (了)

 
 

 

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