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プレスリリース サハリンU石油・天然ガス開発 「融資の慎重な検討を!」
国際協力銀行・欧州復興開発銀行に32団体121人が意見書  (2003年12月15日)
 
意見書はこちらへ

2003年12月15日


サハリンU石油・天然ガス開発 「融資の慎重な検討を!」

国際協力銀行・欧州復興開発銀行に32団体121人が意見書


 本日12月15日(月)、日本のNGO/市民団体32団体と121人の個人が、ロシアで進行するサハリンU第二期工事への融資を検討している国際協力銀行(JBIC)と欧州復興開発銀行(EBRD)に対し、融資の慎重な検討を求める意見書を提出する。

意見書には、国際環境NGO FoE Japan、IFAW(国際動物福祉基金)、(社)北海道野生生物保護公社や (財)日本野鳥の会、(NPO)野生動物救護獣医師協会などの32団体が賛同、また北海道の漁業関係者を含む個人からも賛同が寄せられた。

意見書は、事業者による環境アセスメント報告書(EIA)において、絶滅が危惧されるオオワシの生息つがい数が事実と比べて極端に少なく記載されている点や、油流出事故への対応計画が2006年の操業開始6ヶ月にしか完成しない点など、開発の現状が環境に十分配慮されていないことを指摘。また、今年に入り、ガス購買契約や事業の受注が続々と決定するなど事業が急速に進行する一方で、環境配慮や影響への具体的対策は一向に進んでいない現状を説明し、現状で融資が承諾されれば、状況はますます悪化することが予測されると指摘している。

 サハリンU第二期工事へは、日本の政府系金融機関である国際協力銀行(JBIC)や日本が第二の最大の出資国である欧州復興開発銀行(EBRD)をはじめ、米国輸出入銀行(US Ex-Im)や英国輸出信用保障局(ECGD)など各国機関で現在融資にかかわる環境審査が行われており、それにともない、開発による影響を懸念する環境NGOからの意見書や要望書の提出が相次いでおり、ロシアでは、政府の承認プロセスをめぐりNGOが政府を提訴している。

  ●以下、各国機関宛てに提出されたNGOからの意見書●

−10/29 
宛先:EBRD, US Ex-Im, JBIC 提出者:ロシアIUCN, WWF, Greenpeace,IFAW
     内容:サハリンUが絶滅危惧種に及ぼす影響について

−11/25 
宛先:US Ex-Im  提出者:米WWF, Greenpeace, FoE, IFAW など11団体
     内容:サハリンUへの融資と米輸出入銀行ガイドライン・米国法について

−11/29 
宛先:EBRD, US Ex-Im, JBIC 提出者:ロシアWWF, SEW, 法律関係NGO      
内容:サハリンUの違法性について



  ◆本件に関するお問合せは…国際環境NGO FoE Japan (担当:神崎)
       〒171-0031 東京都豊島区目白3-17-24-2F
       TEL:(03)3951-1081 E-mail: kankan@foejapan.org
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