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地元紙 Sun Star Cagayan de Oro 記事 (2003.09.29)
2003年9月29日


ミンダナオ島はさらに多くの送電施設を必要としている:エネルギー省


「ミンダナオ島の送電線は現時点で出力が限界であり、2006年にミサミス・オリエンタル州に建設予定である200メガワットの石炭火力発電所を越える発電容量を賄いきれないだろう。」とエネルギー省次官Cyril del Collorは木曜日に語った。

先週の電力サミットでの演説においてdel Collor次官は、「ミンダナオ島北部からその他の地域へ電力を送る新しい送電施設が必要である。」と述べた。

ミンダナオ島の電力供給源の大部分は、3つのAgus水力発電所や4つのPulangi水力発電所のように島の北部に位置している。

北部は他の地域に比べて人口密度が低いので電力需要も比較的低い。

エネルギー省によれば、ミンダナオ島北部で依存可能な発電容量は1,061MWであるのに対して、ピーク時の需要量はその約3分の1の391MWということである。

よって、北部はエネルギー需要量を満たすことができない近隣地域に残りの670MWを供給することが可能となる。

ミンダナオ島南部では262MWの発電が可能だが、ピーク時の需要量は495MWになるので、その結果、233MWの不足分を他からの電力供給で賄わなくてはならない。

一方、ミンダナオ島西部ではピーク時の電力需要が162MWであるのに対して依存可能な発電容量は100MWに抑えられている。

Del Collor次官によれば、ミンダナオ島を取り巻く5,627キロメートルに及ぶ送電線は最近の状況を考慮すれば安全管理が難しく、攻撃の対象になりやすいということである。

彼はさらに、「昨年の終わりから今年の初めにかけて、送電線が10ヶ所ほど爆破あるいは焼き払われた。」と付け加えた。

改修費用は1棟につき200万ペソである。

Del Collor次官によると、現在までのところミンダナオ島の補給ルートとして政府には少なくとも3つの送電線計画があるということである。

その3つとは、Mindanao Capacitor1及び2計画、Bunawan Security Station、Maco substationである。



(この文章は、FoE Japanのインターンの方に翻訳していただきました。)
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